OTABE企画のなぞ
今となっては、OTABE企画がいつごろからあるのかは不明なのだが、そもそも「何月何日に出来ました」といったものではなく、なんとなく出来上がったのだからしょうがないかもしれない。
そもそもOTABE企画は劇団伊万里シアターくろねこかんという劇団の中から発生した企画集団で、いちおう演劇のプロデュースをするのを目的としていた。が、いまだに正式にプロデュースした芝居はなく、非公式に隠れて行った芝居「6月の青い空に」が唯一のプロデュース作品となっている。その後、OTABE企画は本来のプロデュース業から離れて、このホームページの主でもあるOTABEの個人的企画を行う代表名として存続しているようである。
名前の由来
OTABE企画というかなり変な名前の由来は、OTABEが代表を務める伊万里シアターくろねこかんの劇団員「中島章子」通称「あっこちゃん」が抜け駆けして遊びにいった京都でおみやげとして買ってきた銘菓「おたべ」がその原点になっている。
1992年のある日、劇団の稽古中に演劇の企画集団を作ろうという話で盛り上がってた。ただ、その名前が決まらない。せっかく作るのならカッコいい名前が欲しいなあと無い頭をひねっている最中に、芝居の本番前の稽古中日に一人抜け駆け旅行をしてきたあっこちゃんがすまなそうにお土産の「おたべ」を出した。京都=おたべ、とはまたくもって順当すぎるお土産だったが、劇団員はとりあえず食い物には弱いので、全員おたべに群がった。その時、その状況を見た当時のくろねこかん団長吉永がなにげなく「おたべ企画・・・」とつぶやいたのである。
この一言でその企画集団はOTABE企画と決まった。まったくもって単純な話なのであった。
最近の動向
先に記述したとおり、OTABE企画も最近では、OTABEの個人企画と化しているため、芝居の演出からチラシ・ポスターの製作・そしてパソコンの製作・販売・サポートまでと、全然関係ない世界まで短い足を突っ込んでいるOTABEの野次馬根性の象徴となってしまっていたりする。
もっとも最近では、芝居からは離れてしまい演出できるかどうかは疑問であるが、もしOTABEに芝居を作らしてみようと思うけボランティア精神あふれる方がいらっしゃればいつでも応じます。ハイ。